2022年10月16日(日) 15:00開演(14:15開場)
東京藝術大学奏楽堂(大学構内)
♦9/14(水)~販売開始
全席指定 4,000円 当日券販売なし ※就学前のお子様の同伴・入場はできませんのでご了承ください。
藝大プロジェクト2022 藝大百鬼夜行 第1回 荒俣宏・小室敬幸の妖怪藝術大学
毎年、特定のテーマを設け、藝大ならではの多角的視点からアプローチを試みる意欲的な企画「藝大プロジェクト」。水木しげる生誕100年にあたる今年は「藝大百鬼夜行」と題し、「この世ならざる形」が具現化した存在である妖怪や鬼、悪魔といった魑魅魍魎をモチーフとした作品群を、全3回にわたって取り上げます。 コロナウィルスの猛威が続く2022年ですが、かつて人々はこうした自然の脅威や目に見えないものに対する畏怖の念とどのように折り合いをつけ、可視化し、芸術として昇華させてきたのでしょうか。今年度の「藝大プロジェクト」では人間の想像力と創造力のたまものであるこの根源的なテーマに挑みます! 第1回では、日本を代表する妖怪研究者・作家である荒俣宏さん、新進気鋭の音楽ライター小室敬幸さんをナビゲーターに迎え、古今東西の妖怪にまつわる音楽をトークインコンサートの形式で。日欧の妖怪観の違いから、音楽への表象のされ方、結局妖怪って何…?等々、トピック盛沢山でお届けします。 縦横無尽のトークと、名手たちによる音楽の共演をぜひお楽しみください。
楠田 健太(東京藝術大学演奏藝術センター准教授)
▮ナビゲーター
荒俣宏 Hiroshi Aramata(博物学者・小説家・翻訳家) 1947年東京生まれ。慶応大学卒業後、10年間のサラリーマン生活ののち独立。 百科事典の編集助手をしながら書いた小説『帝都物語』がベストセラーになり日本SF大賞受賞。『世界大博物図鑑』で、サントリー学芸賞受賞。神秘学、博物学、風水等多分野にわたり精力的に執筆活動を続け、その著書、訳書は350冊あまり。 小学生の頃から妖怪に興味を持ち、中学生の頃から怪奇文学に親しみ、高校生の頃、小泉八雲の怪談を翻訳した平井呈一の弟子になる。40代で妖怪マンガの第一人者である水木しげるに弟子入りし、以来日本の妖怪シーンをリードする一人である。 著書に『日本妖怪巡礼団』集英社、『妖怪大戦争』角川書店など。 2017年4月より京都国際マンガミュージアム館長。2020年より角川武蔵野ミュージアム 博物館ディレクター。
小室敬幸 Takayuki Komuro(音楽ライター)
東京音楽大学の作曲専攻を卒業後、同大学院の音楽学研究領域を修了(修士論文のテーマはマイルス・デイヴィスの電気楽器導入期)。これまでに作曲を池辺晋一郎氏らに師事している。
NPO勤務、和洋女子大学の非常勤講師などを経て、現在は音楽ライターとして活動。クラシック、ジャズ、映画音楽を中心に、演奏会やCDの曲目解説や著名アーティストのインタビュー記事を執筆したり、一般誌における音楽特集に企画協力したりしている。加えて、東京都交響楽団の当日配布プログラム『月刊都響』と、ヤマハの運営するWEBマガジン『mysoundマガジン』において連載があり、『Jazz The New ChapterのVol. 5 & 6』にも寄稿している。
音楽の専門的内容を分かりやすく解きほぐすレクチャーには定評があり、様々な場所で講演を行う他、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』での映画音楽解説は毎回、反響を呼んでいる。趣味はジャンル問わず楽曲分析をすること。
▮演目
ペンデレツキ:《ジークフリート・パルムのためのカプリッチョ》
鶴田錦史:《壇ノ浦》
⻄村朗:《ヴィシュヌの化身》より〈ヌルシンハ(人獅子)〉
伊福部昭:《アイヌの叙事詩による対話体牧歌》より〈阿姑子と山姥の踊り歌〉
サン=サーンス:《死の舞踏》
ほか
▮出演
川嶋信子(薩摩琵琶)
松井亜希、望月万里亜(ソプラノ)
野口千代光(ヴァイオリン)
山澤慧(チェロ)
入川舜、田中翔一朗(ピアノ)
本間雄也(打楽器)
▮予告
藝大百鬼夜行 第2回
能『土蜘蛛』・妖怪を舞う
2022年11月27日(日)15:00開演(14:15 開場)
入場料 4,000 円(全席指定)
東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
<第1部>
講演「能のなかの妖怪たち ー『土蜘蛛』とその周辺ー」
小松和彦(国際日本文化研究センター名誉教授)
<第2部>
能『土蜘蛛』
藤波重彦(能楽観世流)ほか
藝大百鬼夜行 第3回
『兵士の物語』〜悪魔に魂を売った者たち〜
2022年12月10日(土)15:00開演(14:15 開場)
入場料 4,000 円(全席指定)
東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]
<第1部>
トークインコンサート
ナビゲーター:川島素晴(国立音楽大学准教授/作曲家)
<第2部>
ストラヴィンスキー『兵士の物語』
出演:川村亘平斎(影絵師)、志人(語り部)、藤本隆文(打楽器)ほか
※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。
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