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藝大プロジェクト2023 仮面 ー隠されたもの、顕れたもの 第1回「舞い、謡う。仮面のアジア」

更新日:2023年10月21日




藝大プロジェクト2023 仮面 ─ 隠されたもの、顕れたもの 第1回

舞い、謡う。仮面のアジア

 毎年特定のテーマを設け、藝大ならではの多角的視点からアプローチを試みる意欲的な企画「藝大プロジェクト」。今年のテーマはずばり「仮面」です。2回シリーズのうち第1回にあたる今回は、アジア各国から選りすぐられた三つの仮面芸能を、ミニレクチャーとともにお楽しみいただきます。  古今東西、その土地における宗教や祭祀の儀礼で使用されるのみならず、美術や演劇、音楽といった芸術の諸分野においても、それをモチーフとした魅力的な作品が多く作られてきました。「顔を覆う」という一見不自由極まりない制約から、人は想像力を駆使し、豊穣な世界を生み出してきたのです。  新型コロナウィルスによって、あらゆる活動に制約が課されたこの数年。鬱屈した思いを、その象徴的存在であるマスク(=仮面)に託して、いざアジアの深淵へ!

      楠田 健太(東京藝術大学演奏藝術センター准教授)




2023年10月21日(土) 15:00開演(14:15開場)

東京藝術大学奏楽堂(大学構内)

全席指定 3,000円

※就学前のお子様の同伴・入場はできませんので、ご了承ください。


ヴォートル・チケットセンター

 TEL:03-5355-1280/平日 10:00~18:00


チケットぴあ

 https://t.pia.jp/ 《Pコード:250-094》


東京文化会館チケットサービス

 TEL:03-5685-0650/10:00~18:00 休館日を除く

 店頭販売:10:00~19:00 休館日を除く


イープラス(e+)


藝大アートプラザ (店頭販売のみ)

 TEL:050-5525-2102/10:00~18:00

 月・火曜休、他臨時休業日を除く


※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280(平日10:00~18:00)までお問い合わせください。




『陵王(Ryo-Oh)』  舞楽(日本) 『水営野遊(Suyeong Yaryu)』  タルチュム(韓国) 『トペン・パジェガン (Topeng Pajegan)』  トペン(インドネシア) 出演 & PROFILE ◆植村幸生 Yukio Uemura   ナビゲーター 1963年横浜市生まれ。東京藝術大学大学院修了。在学中に韓国ソウル大学に留学。専攻は韓国を中心とする東アジアの音楽史と民族音楽学。一方で学生時代からジャワのガムランの演奏・教育活動にも従事した。著書『アジア音楽史』(共編著、1996)『韓国音楽探検』(単著、1998)『民族音楽学12の視点』(共著、2016)ほか。現在、東京藝術大学音楽学部楽理科教授。 ◆新谷恵 Megumi Niidani   舞楽(日本) 広島県呉市出身。三浦進氏に篳篥の手ほどきを受ける。東京藝術大学音楽学部邦楽科雅楽専攻卒業。在学中に芝祐靖氏より合奏指導を受ける。現在同大学非常勤講師。篳篥、左舞を宮内庁式部職楽部東儀雅季氏に師事。東京楽所の一員として国内外の公演に参加。現在は後進への指導とともに雅楽装束師としても活動し、宮内庁式部職楽部の国内外の演奏に衣紋方として随行するなど、雅楽文化の継承のために多方面にわたり活動を広げる。 ◆〆野護元 Moriyuki Shimeno   舞楽(日本) 大分県出身。横笛演奏を芝祐靖氏に師事。東京藝術大学音楽学部邦楽科雅楽専攻にて、横笛、左舞、古代歌謡、琵琶、鼓類などを修め卒業。藝大在学中に安宅賞、卒業時にアカンサス音楽賞、同声会新人賞の各賞を受賞。NHK・Eテレ「にっぽんの芸能 多彩な笛の世界」放送回で雅楽の横笛を紹介した他、国立劇場公演、東儀秀樹コンサートなど国内外の公演、テレビ放送に多数出演。雅楽演奏団体「伶楽舎」所属。 ◆ウリチュム研究会(水営野遊保存会)  タルチュム(韓国) 釡山市水営には、かつて水軍の基地が置かれ、独特な民俗芸能がいくつも継承されてきた。その一つである仮面劇、水営野遊は、1971年に国家指定重要無形文化財に認定され、「水営野遊保存会」がその保存継承にあたっている。ウリチュム研究会は、この水営野遊保存会に属し、無形文化財履修者および伝授教育生に指定された演技者たちが結成した公演団体であり、本公演のためにメンバー13名が来日する。 ◆ニョマン・スダルサナ Nyoman Sudarsana  トペン(インドネシア) 1966年7月23日にギャニアール県バトゥアン村で生まれる。祖父はバリ舞踏の名手ニョマン· カクル、父も著名な踊り手のイ· クトゥット·カントールである。7歳のころ祖父、父、叔父たちに踊りを習い始め、バリ舞踏のなかでもトペン、ガンブーといった古典を習得した。地元はもちろんバリ島各地の寺院や家々の儀式に招かれて踊ることが多い。ヨーロッパやサウジアラビアでの海外公演の他、2004年からの日本滞在中には日本のガムラングループと共に活動した。 ◆イ・コマン・ガラン・ウィドゥニャナ I Komang Galang Widnyana   トペン(インドネシア) 2001年9月25日、ギャニアール県のバトゥアン村で生まれる。祖父は著名な踊り手のイ·クトゥット·カントール。バリ伝統芸能一家のなかで育ち、中でも楽器バリガムランの演奏を得意とする。現在は、ISI(インドネシア芸術大学)デンパサール校の器楽科に在籍し、頻繁にバリ島各地のガムラングループと共にイベントや大会、フェスティバルなどに参加している。2023年のPKB(バリ芸術祭)ではギャニアール県の女性ガムランの指導をし、また数々の演目に参加している。 ◆ガムラングループ「シダカルヤ」  トペン(インドネシア) ガムラン演奏家皆川厚一をリーダーとして活動するバリ・ガムラン演奏グループ。主としてバリ島留学経験者を中心に在日バリ人演奏家を含めたメンバーで構成される。バリ・ガムランの古典曲、20世紀の創作曲、舞踊曲などを演奏する。今回の出演者は皆川厚一、イ・プトゥ・グデ・スティアワン、イ・クトゥッ・スアルダナ、濱元智行、川村亘平斎、若林康明、安谷絵里、藤崎聡美、安田冴。 ▮予告 藝大プロジェクト2023 仮面 ─ 隠されたもの、顕れたもの 第2回 語り、交わる。仮面のヨーロッパ 「パルナッソスの山のいただき」 2023.11.25(土) 15:00開演(14:15開場) 入場料 3,000 円 東京藝術大学奏楽堂 [大学構内]  演出:光瀬名瑠子  出演:東京藝術大学学生 ほか ※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますのでご了承ください。




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