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執筆者の写真演奏藝術センター 東京藝術大学

弦楽シリーズ2023「ヴィオラの真髄 ~ベルリン・フィルの重鎮 ワルター・キュスナー氏を迎えて~」

更新日:2023年6月12日




2023年6月10日() 15:00開演(14:15開場) 東京藝術大学奏楽堂(大学構内)


全席指定 一般 3,000円

※就学前のお子様の同伴・入場はできませんのでご了承ください。


チケット発売:2023年4月12日(水)




弦楽シリーズ2023 ヴィオラの真髄 ~ベルリン・フィルの重鎮 ワルター・キュスナー氏を迎えて~

 あまりに渋く、地味な存在と思われがちなヴィオラ、しかし様々な楽器と組み合わされるアンサンブルにおいて、その多様な特長は遺憾無く発揮されます。 すぐれた作曲家たちはその真髄を見抜き、実にユニークで魅力的な室内楽作品を残してくれました。  ドビュッシーはフルート、ハープとの共鳴により、全く独自の音世界を創り上げました。 コダーイはアンサンブルの要の地位を与え、また最も近い存在であるヴァイオリンとの対比により、その個性を際立たせました。  ブラームスは彼が生み出した旋律の中で最も魅力的なもののひとつを奏でる役と、ハーモニーに厚みと豊かさを加える役を託しました。 ベルリン・フィルのヴィオラの重鎮であるワルター・キュスナー氏や新進気鋭の若手ヴィオリストの演奏を通して、この楽器の持つ底知れぬ深みと魅力をお楽しみいただければ幸いです。

  市坪俊彦(東京藝術大学音楽学部器楽科教授)


▮曲目


ドビュッシー:フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ Claude Debussy(1862-1918): Sonate pour flûte, alto et harpe

コダーイ:セレナーデ op.12 Zoltan Kodály(1882-1967): Serenade op.12

ブラームス:弦楽六重奏曲第1番変ロ長調 op.18 Johannes Brahms(1833-1897): Streichsextett Nr.1 B-Dur op.18

▊出演


ワルター・キュスナー(ヴィオラ)

玉井菜採(ヴァイオリン)

野口千代光(ヴァイオリン)

山﨑貴子(ヴァイオリン)

市坪俊彦(ヴィオラ)

河野文昭(チェロ)

中木健二(チェロ)

高木綾子(フルート)

福井麻衣(ハープ)

清水伶香(ヴァイオリン)

岡田桃佳(ヴィオラ)

栗林衣李(ヴィオラ)

▊プロフィール


ワルター・キュスナー Walter Küssner(ヴィオラ) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のヴィオラ奏者。デュッセルドルフにてユルゲン・クスマウル、ニューヨークにてキム・カシュカシアン、セントルイスのマイケル・ツリーの各氏に師事。1987年、ミュンヘンのバイエルン放送交響楽団に入団。1989年、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に移り、フィルハーモニック弦楽八重奏団、アテネウム四重奏団等、ベルリン・フィルのメンバーによる室内楽にも多数出演。ベルリン・ハンス・アイスラー音楽大学、ベルリン・フィル・カラヤン・アカデミーで後進の指導にあたる。東京藝術大学特別招聘教授。

玉井菜採 Natsumi Tamai(ヴァイオリン) 桐朋学園大学卒業。アムステルダム・スヴェーリンク音楽院、ミュンヘン音楽大学にて研鑽を積む。プラハの春国際コンクール第1位をはじめ、数々の国際コンクール入賞。紀尾井ホール室内管弦楽団コンサートマスター、アンサンブルofトウキョウソロヴァイオリニスト、東京クライスアンサンブルメンバー。東京藝術大学音楽学部教授。使用楽器は藝大所蔵のストラディヴァリウス“Ex-Park”(1717年製作)。

野口千代光 Chiyoko Noguchi(ヴァイオリン) 東京藝術大学音楽学部を休学してジュリアード音楽院へ留学。ジュリアード音楽院卒業後、東京藝術大学へ復学し首席卒業。アンサンブル・コルディエ(旧東京ゾリステン)コンサートミストレス、紀尾井ホール室内管弦楽団、アンサンブル・ノマド、カルテット・プラチナムのメンバー。東京藝術大学音楽学部教授、桐朋学園芸術短期大学講師。

山﨑貴子 Takako Yamasaki(ヴァイオリン) 東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校、同大学、及び大学院修士課程修了。ティボール・ヴァルガ、ヴィットーリオ・グイ、パガニーニ等国内外のコンクールにて上位入賞。アーニマ四重奏団、紀尾井ホール室内管弦楽団のメンバー。日本フォーレ協会会員。東京藝術大学音楽学部准教授。

市坪俊彦 Toshihiko Ichitsubo(ヴィオラ) 東京藝術大学附属高等学校、同大学を経て、同大学大学院を修了。学内にて安宅賞受賞。現在、澤クヮルテット、紀尾井ホール室内管弦楽団、東京クライスアンサンブルのメンバーをつとめており、ソロ、室内楽、オーケストラの分野で幅広い演奏活動をおこなっている。東京藝術大学教授、沖縄県立芸術大学非常勤講師。

河野文昭 Fumiaki Kono(チェロ) 京都市立芸術大学音楽学部卒業。ロスアンジェルス及びウィーンにて研鑽。1981年日本音楽コンクール第1位。大阪府文化祭賞、京都府文化賞功労賞他を受賞。2017年京都市文化功労者。現在、アンサンブル of トウキョウ、東京クライスアンサンブル、AOI(静岡音楽館)・レジデンス・クヮルテットのメンバー。東京藝術大学音楽学部教授・演奏藝術センター長。

中木健二 Kenji Nakagi(チェロ)​​ 東京藝術大学を経てパリ国立高等音楽院、スイス・ベルン芸術大学の両校を首席で卒業。第5回ルトスワフスキ国際チェロ・コンクール第1位。東京藝術大学音楽学部准教授。紀尾井ホール室内管弦楽団メンバー。使用楽器は宗次コレクションより貸与されている1700年製ヨーゼフ・グァルネリ。

高木綾子 Ayako Takagi(フルート) 音楽学部器楽科准教授。フルートを西村智江、橋本量至、G.ノアック、小坂哲也、村上成美、金昌国、P.マイゼンの各氏に、室内楽を岡崎耕治氏に師事。東京藝術大学大学院音楽研究科器楽専攻修了。第70回日本音楽コンクールフルート部門第1位、ジャン=ピエール・ランパル国際フルートコンクール第3位、神戸国際フルートコンクール第3位など受賞多数。

福井麻衣 Mai Fukui(ハープ) 幼少期をスウェーデンにて過ごす。パリ国立高等音楽院修士課程を審査員満場一致の首席で卒業。パリ国際ハープ・コンクール優勝、青山音楽賞新人賞、京都芸術祭賞など受賞歴多数。パリ・オペラ座、セイジ・オザワ松本フェスティバル、福山国際音楽祭に招かれ演奏。東京藝術大学、神戸女学院大学非常勤講師。

清水伶香 Reika Shimizu(ヴァイオリン) 東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学を経て、同大学院音楽研究科修士課程1年在学中。山﨑貴子、堀正文の両氏に師事。2022年、東京藝術大学主催「モーニング・コンサート」ソリストに選出され、高関健氏、藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。大学入学後は複数の新曲初演に参加。室内楽の分野でも積極的に活動を行っている。

岡田桃佳 Momoka Okada(ヴィオラ) 東京藝術大学附属音楽高等学校、同大学を経て、同大学院音楽研究科修士課程1年在学中。第11回秋吉台音楽コンクール第2位。奏楽堂モーニングコンサートにて藝大フィルハーモニア管弦楽団と共演。紀尾井ホール室内管弦楽団2023年度シーズンメンバー。2023年10月より、ベルリン・フィル・カラヤン・アカデミー奨学生として留学予定。

栗林衣李 Eri Kuribayashi(ヴィオラ) 第14回チェコ音楽コンクール第2位。第11回秋吉台音楽コンクール第1位。ヴァイオリンを玉井菜採、植村太郎、ヴィオラを市坪俊彦、佐々木亮の各氏に師事。東京藝術大学音楽学部を経て、同大学大学院修士課程を卒業。2021、2022年度宗次エンジェル基金奨学生。2022年度紀尾井ホール室内管弦楽団シーズンメンバー。

※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。


【チケット取扱】

ヴォートル・チケットセンター https://www.ticket.votre.co.jp TEL:03-5355-1280/平日 10:00~18:00

チケットぴあ https://t.pia.jp/ 《Pコード:239-760》

東京文化会館チケットサービス https://www.t-bunka.jp/tickets/  TEL:03-5685-0650/10:00~18:00 休館日を除く 店頭販売:10:00~19:00 休館日を除く

イープラス(e+) https://eplus.jp/

藝大アートプラザ (店頭販売のみ) TEL:050-5525-2102/10:00~17:00 月・火曜休、他臨時休業日を除く※6月3日(土)より営業終了時間が17:00から18:00に変更になります。

※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル・チケットセンター TEL:03-5355-1280(平日10:00~18:00)まで お問い合わせください。 

※チケットご購入の際にかかる手数料など詳細は各店舗へお問合わせください。


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