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執筆者の写真演奏藝術センター 東京藝術大学

上野の森 オルガンシリーズ2021 「オルガン・プラス」










2021年10月16日(土) 15:00開演(14:15開場)

東京藝術大学奏楽堂(大学構内)


 オルガンという楽器の長い歴史は数百年に及びます。10世紀半ば、まだ演奏機構が発達する前のオルガンでは、複数名で鍵盤を操作して演奏する必要がありました。その際「心を一つにして」合奏したといいます。やがてオルガン音楽は、多声部からなる声楽曲を一人でまとめて演奏することから出発し、バロック時代には、両手両足を駆使して独立した複数のパートを演奏する高度なレパートリーが最盛期を迎え、ロマン派時代にはオーケストラを模したシンフォニックな作品を一人で演奏するようになります。  今年の上野の森オルガンシリーズ2021では、オルガンという楽器が持つ複数のパーソナリティ──すなわち、他楽器と対等に対話する一楽器奏者としてのペルソナ、ひとり合奏を行う多重人格的ペルソナ、協奏曲をオーケストラ的に支える伴奏者としてのペルソナ──をお聴きいただこうと思います。東京藝術大学が誇る各楽器の名手たちをゲストとしてお迎えし、前半は弦楽とのアンサンブルをメインにデュオ、トリオ、カルテットの編成でロマン派以降の室内楽を、後半はオーボエ、ホルンという管楽器とのアンサンブルで、3つの時代からJ.S.バッハ、シューマン、デュカの作品を演奏いたします。そして、オルガン・デュオとオルガン・ソロも登場し、オルガンの幅広い音色もお楽しみいただきます。  いつもと少し違う趣向の上野の森オルガンシリーズ、ぜひお聴き逃しなく、ご来場を心よりお待ち申し上げます。

        東京藝術大学音楽学部器楽科オルガン専攻教授・主任 廣江 理枝




【出演者】 オルガン 廣江 理枝/三原 麻里/梅干野 安未 ヴァイオリン 松原 勝也 ヴィオラ 市坪 俊彦 チェロ 河野 文昭 オーボエ 吉井 瑞穂 ホルン 日髙 剛/木川 博史/庄司 雄大/五十畑 勉


【曲目】 G.メルケル:《4手のためのオルガン・ソナタ第1番》ニ短調 op.30より G.フォーレ:《ピアノ、ヴァイオリン、チェロのためのトリオ》op.120より M.デュプレ:《カルテット》op.52より M.レーガー:《ヴァイオリン・ソナタ第9番》ハ短調 op.139より J.ラインベルガー:《組曲》op.149より 第4曲<終曲> P.デュカ:《ヴィネラル》 J.S.バッハ:《ソナタ》変ホ長調 BWV1031 J.S.バッハ:《トリオ・ソナタ第4番》ホ短調 BWV528 A.F.クロップライター:オーボエとオルガンのための3つの作品 R.シューマン:《4本のホルンと管弦楽のためのコンチェルトシュトゥック》op.86


♦7/21(水)~販売開始

全席指定 一般:3,000円 高校生以下:1,000円(※当日は学生証をお持ちください。) ※当日券の販売はございません。 ※就学前のお子様の同伴・入場はできませんのでご了承ください。

※車椅子をご利用のお客様は、ヴォートル・チケットセンター   TEL:03-5355-1280(平日10時~18時)までお問い合わせください。

※チケットご購入の際にかかる手数料など詳細は各店舗へお問合わせください。




※スケジュール・曲目・出演者等は都合により変更となる場合がありますので、ご了承ください。


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